ガラス飛散防止塗料
- 1. 破損しやすいガラス器具
- 2. ガラス体積計にコーティング
- 3. 塗料の概要
- 4. 塗料の特長
- 5. ガラス飛散防止塗料塗工品落下テスト
・今や化学合成や化学分析の技術は、日進月歩で飛躍的に進歩しております。
これら化学合成や化学分析の研究室(実験室)では、溶媒を多用しております。
溶媒にはガラス器具の使用が最も多く、必需品と言っても過言ではありません。
ガラスは溶融温度が非常に高いため、どんなに高温でも耐えられますが反面、衝撃には非常に弱いものです。
ちょっとした衝撃、減圧、加圧で破損してしまいますので、細心の注意が必要となります。
・ちょっとしたガラス体積計の破損で、研究員や実験に携わっている人たちが思わぬ大きな怪我をしたりする事故も後を絶たないのが実態です。
・これら事故から研究員や実験に携わっている人たちに、安全性、安心感を持って使用して頂けるように、ガラス飛散防止塗料を開発致しました。
・今までの一般的な飛散防止塗料は、ガラス体積計にプラスチックをコーティングして使用しておりました。
しかし、プラスチック故に耐熱温度が低く(60℃以下)高温では使用できませんでした。
・そこで弊社にて開発したのが、高温にも強い(120℃)ガラス飛散防止塗料です。
常用耐熱温度(℃) | 耐食性 | 耐摩耗性 | 透明度 |
---|---|---|---|
120℃ | 優 | 優 | コーティング前と ほぼ同等 |
・飛散防止塗料は、塗料の基材に従来の様なフッ素系やポリウレタン系の樹脂塗料は使用していません。
よって抜群の透明感を得る事が可能となりました。
下に市販の飛散防止塗料(写真右)と弊社のガラス飛散防止塗料(写真左)を塗布した丸底フラスコを比較していますが、透明度の違いが一目瞭然です。
・飛散防止+紫外線遮蔽の研究開発に着手し、この度開発した塗料はこれまでの飛散防止塗料+紫外線遮蔽と比べて、
より遮蔽に優れた塗料(CY-01 O)が完成されました。
・また従来のラップ型飛散防止塗料と違って、弊社で開発したガラス飛散防止塗料はガラスとの密着性が非常に優れているため、
仮にガラスが割れてもコーティング塗膜がガラスより剥離してしまうことは決してありません。
・下記画像は富士見クリアー塗料・塗布により、オートクレープ対応、抜群の透明度、紫外線カットもかねています。
・塗料のカラーもバラエティーに富んでおり、青・緑・ピンク・オレンジ・黄 の5色より、ご希望の色を指定できます。
・スマートホン・タブレットのガラス飛散防止 割れにくく飛散しない
・理化学ガラスへのコーティングが目的で開発した本塗料は、開発した塗料に若干手を加えることで、一般の平板ガラスや住宅の窓ガラス、
試薬ビンなどに応用展開が可能で、かつ飛散防止フィルムが施工できなかった局面部にも塗工が可能であり、幅広く実用できます。
2015年8月をめどに環境にやさしく画期的な水性飛散防止塗料の開発予定であります。
・対象品(1000mlフラスコに水を500ml入れた状態)を高さ1メートルから落下させ、落下後の状態を確認。
・テスト結果は、Youtube映像で 【ガラス飛散防止塗料塗工品落下テスト】